カテゴリ/高槻Life 投稿日/2021-06-09
今年は例年より大幅に早く梅雨入りした高槻市。
通勤通学の時間帯を狙ったかのような大雨に、少し憂鬱な気分になっている人も多いかもしれません。
今日は、梅雨とコロナ禍のストレスをまとめて吹き飛ばすような、6月ならではの美しい風景をお届けしましょう☆
雨を受けてますますその身を輝かせる、アジサイの花です!
たくさんの自然が残る高槻では、今、各地でアジサイが見頃を迎えています。
今回訪れたのは、高槻市の南端、柱本新町にある「柱本公園」です。
あまり知られていないのですが、柱本団地の中、柱本小学校や認定こども園がある一角に、「あじさいのみち」と名付けられた隠れスポットが存在します。
庭先に一つ二つ咲いているだけでも、ボリューム満点のアジサイ。
それがまとまって咲き誇っていたら…。
それはもう、すごい迫力!
たちまち私たちの目は釘付けです。
もともとアジサイは、日本の固有種として、古くは「万葉集」の時代から親しまれてきました。
江戸時代になって、ドイツ人医師・シーボルトが日本から持ち帰り、愛する女性「お滝」にちなみ「オタクサ」と名付け紹介したことで、西洋にも広まっていったと伝えられています。
日本古来のものは、上の写真のような「ガクアジサイ」と呼ばれるタイプ。
現在一般的に知られているものは、ヨーロッパで品種改良され「西洋アジサイ」として逆輸入されました。
ところで、皆さんは「アジサイ」というと何色を思い浮かべるでしょうか?
青、紫、ピンク…。
アジサイは、土壌のPHによって色が変わる少し珍しい特性を持っています。
火山帯で雨が多い日本は酸性の土壌になりやすいため、青や紫のアジサイも多く見られますが、実はこれヨーロッパでは貴重なもの。
アルカリ性の土壌であるヨーロッパでは赤系になるのが普通です。
咲く場所によって色を変えるなんて、なんだかとても神秘的ですよね~☆
以前は、色が変わるアジサイは「移り気」「無常」「浮気」といったイメージで避けられることも多くありました。
けれども、最近では、密着したその姿から「家族の結びつき」「団欒」「仲良し」といった花言葉で、プレゼントとしても好まれるようになったのです。
ちょうどこの日、柱本など三箇牧地域一帯の田んぼには、淀川から農業用水が引き込まれていました。
あちらこちらの田んぼで、家族や親戚が力を合わせて田植えする様子が見られます。
それをそっと見守り元気づけるかのように咲く「家族の花・アジサイ」。
ああ、やっぱり日本は…高槻は素敵だな!
雨にも負けず、コロナ禍にも負けないアジサイと早苗、そして、農家の方々の姿を見て、そう実感できる幸せな一日となりました♪
カテゴリ/高槻Life 投稿日/2021-06-09
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