カテゴリ/暮らしのヒント 投稿日/2020-02-09
翌朝、金沢の天気は晴れ。天気予報を覆す青空が出ていてびっくり。しかし、そのことで後から若干の後悔が。それは、雨と雪と晴れが交互にやってきたからなんです(苦笑)
ホテルに傘を置いてくることを決断した私だけに、意地でも傘は買いたくありません(笑) なければないで、雨宿りすることでなんとか凌げることも分かりました。軒下で雨を眺めることも、風情があって良いなぁと感じられるのも金沢あるあるなのかもしれません。
最初に向かったのが武家屋敷の通り。土塀と石畳の路地が続き、藩政時代の情緒ある雰囲気を味わうことができます。冬だったので雪や凍結から土塀を守る「ためこも掛け」も見ることができました。
せっかくなので、野村家 武家屋敷跡に入って見学してみました。(江戸時代に建てられた野村家の屋敷を復元、武家で使われた道具、庭園、茶室を鑑賞できます)
玄関入ると、鎧が飾られています。かなり広いお屋敷で、右の写真は今でも十分居心地が良さそうなお洒落な和室。もっと古臭い感じを予想していたので、モダンな佇まいにしばし見とれてしまいました。
格子の入った9面硝子まど。襖を開け放ち、4部屋をぶっ通しで見渡すさまは、正にアート。
日本庭園を眺め、茶室まで登っていくと、多くの外人さん達がお茶を楽しまれていたので、中を撮影することは避けました。そういえば、武家屋敷の中は基本撮影はOKでしたね。)
鏑木商舗
https://kaburaki.jp/about
次に見つけたのが"九谷焼の一級品"と崇められる、創業文政五年、九谷焼窯元「鏑木商舗」さん。そのショップやギャラリーを見ることができました。とにかく魅了されます。写真はNG、理由をお聞きしたら柄や色合いをネット等にさらされると、パクられるからなんだそうです。アーティストさんの作品を守る為。九谷焼の伝統を守るため。事実、それが頷ける素晴らしい図柄でした。写真はお見せできないので伝わらないと思いますが、東洋のルイヴィトンといいますか、精巧なデザインにみとれてしまいました。
その後、ひがし茶屋街に行きました。武家屋敷跡から歩いて30分位ほど。
気に入ったお店に入ると二階でお茶と団子を食べられます。せっかくなので、抹茶と団子を食してみました。とにかく柔らかく、風情のある味といいますか(^_-)-☆
二階でお茶を飲んでいたら、外はそこそこの激しい雨。雨宿りの為、普通より少々長めに滞在することとなりました。雪の金沢も良いのでしょうけど、冬の雨の金沢も良いものですね。雪より雨の方が温かいですし。
ふと、窓の外を見たら、いつのまにか雨上がり、まさにアートといえる日本家屋が。この色合いはどうしたらできるのでしょう。木が自然の作用とあいまって変色しているのですが、高いジーンズの見事な色落ちといいますか・・・しばし見とれてしまいました。
これにて、金沢小旅行は終了です。目の保養になりました。
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