高槻の穴場紅葉スポット「安満宮山古墳」へ出かけよう!

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2022-11-24

日中は暖かく、比較的過ごしやすい日が続いた11月の高槻市。
もう紅葉狩りには出かけられましたか?
「忙しくて遠出できない…」という人や「またコロナが流行ってきたので、人混みはちょっと…」という人のために、今回は、近くて空いている高槻市の「穴場紅葉スポット」をご紹介しましょう☆
 

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安満宮山古墳です。
 
安満遺跡公園のおかげで、北摂ではよく知られるようになった「安満」という地名。
でも、「安満宮山古墳」と聞いて、「あぁ、あそこか~」と場所を言い当てられる人は、高槻市内でも少数派なのではないでしょうか。
 
実は、この安満宮山古墳、私たち高槻市民には、馴染みの深い場所にあります。
 

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新名神高速道路の高槻JCTからすぐ、高槻市公園墓地の中に、「青龍三年の丘 安満宮山古墳」は存在するのです。
火葬場のある高槻市立葬祭センターのすぐ裏手側といえば、わかりやすいですよね。
 

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◆  青龍三年の丘 安満宮山古墳
【所在地】 高槻市安満御所の町 高槻市公園墓地内
【電話】 高槻市立今城塚古代歴史館 072-682-0820
(月曜日:高槻市立埋蔵文化財調査センター 072-694-7562)
【アクセス】 高槻市営バスJR高槻駅南のりば・阪急高槻市駅から「32上成合」「33川久保」行き乗車、「磐手橋」下車、徒歩約25分
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/4649.html
https://www.takatsuki-kankou.org/spot/298/
公園墓地開場時間は9時から17時
 

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お盆やお彼岸などにお参りに来ることも多い公園墓地。
「静かな眠りの地」は、この秋から冬に移りゆくこの時期だけ、赤、黄、橙…と色鮮やかな別天地に変わります。
 
墓地への参道ということもあり、道路は整備されているため、登り坂ではありますが、ハイキングにぴったり。
 

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特に目を引くのが、真っ赤なドウダンツツジです。
この美しさ、なかなかほかの場所では見られませんよね!
 

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安満宮山古墳は、3世紀後半、日本では女王・卑弥呼が治める邪馬台国の時代に造られたものだと考えられています。
青銅鏡5面、ガラス玉約1600個、鉄の刀や斧などが発掘されました。
 

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青銅鏡には「青龍三年」=西暦235年の文字。
これは、「魏志倭人伝」にも書かれている、西暦239年に卑弥呼がもらった「銅鏡百枚」の中の貴重な一部分だと推測できるのです。
 
学校の歴史の授業でも、教科書の一番初めに出てくる重要人物、卑弥呼。
おそらく、この安満宮山古墳に眠る人物は、外交使節団の一員として活躍し、その信頼と実績の証として、卑弥呼から直接、大切な中国の贈り物をお裾分けしてもらえるほどの有力者だったのでしょう。
 

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大阪平野が一望できる安満山の中腹に、発掘調査の様子が復元されていました。
 
すぐ左下には、安満遺跡公園。
はるか遠くには、大阪市内のビルや六甲山も見渡せます。
壮大な紅葉がパノラマで楽しめるのが嬉しいですね♪
 

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悠久の歴史に思いを馳せながら、目の前の紅葉を愛でる。
こんなスケールの大きい贅沢な紅葉狩りができるのも、高槻市ならでは。
 
観光客で賑わう1000年の都、京都や奈良もいいけれど、この高槻・安満山で、1800年の歴史を独り占めしてみてはいかがでしょうか(^_-)-☆
 

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 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2022-11-24