カテゴリ/高槻Life 投稿日/2021-10-07
金色の稲穂が秋風にゆれる高槻。
待ちに待った収穫の季節がやってきました。
「米」という漢字が表すように、八十八の手間暇がかかるともいわれる稲作。
高槻市では、どれくらい前から続けられてきているかご存じでしょうか?
1000年?2000年?
いえいえ、もっと前。
ここ高槻では、2500年以上も昔から、毎年お米を大切に育ててきたと考えられています。
稲作技術を知る人たちが、いつしか山のふもとに水田を作り、それまで高槻に住んでいた縄文人と共生していった…。
そう、その地こそが、現在の安満遺跡公園なのです。
令和3年3月27日に全面開園した安満遺跡公園。
その直後の4月5日からまん延防止等重点措置、緊急事態宣言が繰り返し発令され、なかなか取材できずにいましたが…。
年に1回、実りの秋のこの時期だけ、「高槻市の稲作の原点」が生で見られると聞きつけ、早速行って参りました!
新しくオープンした南エントランス。
そこから入るとすぐ右手側に…。
ありました!
水田です。
ここで作られているのは…
今ではなかなか見られない貴重な古代米です。
穂の色を見てびっくり!
普通に生えていたら、稲だとは気が付かないかもしれませんね。
古代米は、現代の白米に比べ、甘みは少ないものの、栄養素はたっぷり。
さらに、過酷な環境でもしっかりと育つことができるといいます。
この週末10月10日(日)には、安満遺跡公園で「稲刈り体験会」が実施されます。
事前予約した子どもたちが、鎌や石包丁を使って収穫する予定。
そのため、本物の古代米が実った姿を生で見られるのは、本当にわずかな期間だけの特権というわけなのです(^_-)-☆
高槻・安満の地で人々が稲作をはじめてから2500回以上の秋を越え…。
現在の高槻市では、「ひのひかり」と「きぬひかり」の2種類のお米が栽培されています。
「ひのひかり」は「コシヒカリ」と「黄金晴」をかけあわせて作られた品種です。
九州を中心に西日本で多く用いられていて、コシヒカリよりは小粒なのですが、柔らかく冷めても美味しいと評判。
その特徴を生かし、高槻市では学校給食にも提供されています。
「きぬひかり」は近畿地方で多く作付けされており、令和の大嘗祭の神饌としても選ばれた品種です。
米粒の美しさはピカイチで、口当たりもさっぱり。
高槻市内では山間部を中心に栽培されています。
実は高槻のお米、一般の人でもJAたかつきで簡単に入手することができます。
しかも、毎月8の付く日は「お米の日」。
いつもよりお得に美味しい高槻のお米を味わうことが可能です。
安心安全。
さらに、味がよく安価で手に入る…ときたら、食べ盛りの子どもたちがいる家庭には嬉しい限りですよね^^
JAたかつき 「お米の日」
【実施日】 毎月8・18・28日(定休日の場合は前日)
【価格】 ひのひかり 10㎏ 3550円→3400円
5㎏ 1800円→1750円
きぬひかり 10㎏ 3600円→3500円
5㎏ 1850円→1800円
持ち帰り限定の価格です
【販売場所】 JAたかつき各支店、緑彩館、農風館
https://www.ja-takatsuki.or.jp/info/8-5.html
「美味しいものを大切な人に食べさせたい」
古代米から現代のお米へと品種は変わっても、お米を作る高槻の人たちの熱い想い、それを食卓に並べる私たちの想いは、少しも変わることはありません!
カテゴリ/高槻Life 投稿日/2021-10-07
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