なにわの伝統野菜 服部越瓜

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2016-07-28

高槻が誇る伝統野菜、「服部越瓜(しろうり)」。
今年も、収穫の季節がやってきました!

高槻市塚脇地区、かつて服部村と呼ばれたこの地域で作られるのが、服部越瓜です。
30センチから35センチほどのスラッとした越瓜。
ちょうど7月から8月にかけて、収穫のピークを迎えます。

高槻Lifeの写真1

塚脇で栽培された越瓜、高槻の酒所富田の酒粕でしっかりと漬けられます。
そうしてできあがった「服部越瓜の粕漬け」は絶品。
古くは江戸時代、徳川家康がこの味を絶賛し、幕府の献上品に選ばれたという逸話が残っているほどなのです。

「旧服部村の越瓜」と「富田の酒」。
越瓜は害虫がつきやすく収穫まで非常に手間暇がかかります。
酒造りの大変さは今さら言うまでもありません。
高槻に生きる人々が精魂込めて受け継いできた二つの伝統が一体となったからこそ、時の最高権力者も驚くような最高の特産物が生まれたのです。

果肉のしまりがよく、シャキシャキッとした食感が特徴の服部越瓜。
現在は、大阪府が府内たった17品目しか認証していない「なにわの伝統野菜」の一つとしてラインナップされています。
詳しくは、クリック先をご覧下さい。
(出典/大阪府 普及プラン実践活動推進事業資料)


昔も今も変わらない高槻を代表する野菜なのですね!

少し大根にも似た食感が楽しめるこの服部越瓜。
そぼろあんかけにして戴くのもおすすめです。

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【服部越瓜のそぼろ煮】

①まず、越瓜の皮をむいて、半分に割り、種やワタを取りましょう。
一口サイズに切って下ゆでします。

②みじん切りにしたショウガでミンチ肉を炒めます。

③しっかりと炒められたら、先ほどの越瓜とともに、鍋に移します。
水1カップに塩少々を加え、しっかりと沸騰させます。

④アクを取り、醤油、みりん、酒をそれぞれ小さじ1~2入れ、落としぶたをしてしっかりと煮込みます。
越瓜にほどよく色が付いたら、火を止めましょう。

⑤最後は水溶き片栗粉でとろみを付けたら、美味しい「服部越瓜のそぼろ煮」のできあがりです!
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少し濃いめの味で作り、ご飯にかけて、「あんかけ丼」として食べるのもおすすめです。
ポイントは、ショウガをしっかりと効かせること。
食欲が落ちがちな夏を支えるレシピとして、食卓の人気メニューになること請け合いです!
 

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 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2016-07-28