カテゴリ/暮らしのヒント 投稿日/2016-06-06
近年は国内で震度5以上の地震が多発し、地震対策の重要性はますます大きくなっています。
備えや心がけておくことは多くありますが、まずは地震発生時に命を守るため、家の耐震性のチェック、家具をしっかり固定しておくことをおすすめします。
地震の時は固定していない家具は凶器になるので、普段からしっかり固定を。
寝室には家具を置かないのが一番ですが、無理なら低い家具にしたり、配置を工夫するなどしましょう。
■タンス、棚
柱、または壁の中の柱に金具で固定します。
2段重ねの家具は上下を金具で固定します。
■冷蔵庫
冷蔵庫の裏にある取手に固定用ベルトなどを通して柱などに固定。
取手がない場合はメーカーに固定法の問い合わせを。
■食器棚
扉に金具をつけ、ガラスには飛散防止フィルムを。
食器が滑り出さないように、下にフキンなどを敷いたり、木やアルミ棒を付けてストッパーにします。
■本棚
重い本は下の段に。
本と本の間に隙間を作らないようにします。
■照明
吊り下げ型は、ワイヤーやチェーンを3〜4カ所付けて天井に固定します。
次の項目に当てはまる数が多い家ほど、地震に弱いと考えられます。
いくつか該当するなら、専門家の耐震診断を受けることを検討してみてください。
■ 建てたのが昭和56年(1981年)以前である
昭和56年に建築基準法が改正され、耐震性が高くなりました。
■ 玉石基礎である
玉石基礎は柱が外れる危険があります。
鉄筋コンクリートの基礎が頑丈ですが、ひび割れがないか確認を。
■壁の配置のバランスが悪い(木造住宅のみ)
建物の中心から東西南北に見て壁の配置に偏りがあったり、外壁が扉や窓だけだと支えが弱く、建物全体のバランスが不安定に。
配置のバランスが良く四隅に壁があるのが理想的です。
■地盤が弱い
田や沼地などの埋立地、造成地で盛土した所、大雨で出水するような低湿地などは地盤が弱く、揺れが増大します。
■建物の形が複雑
上から見て凹凸が多かったり、2階が1階より突き出ている部分があると、安定性が低くなります。
■痛んだり、老朽化している
シロアリがいる、土台が腐っている、柱が傾いてきた、建具の立て付けが悪くなった、屋根の棟の線や軒先の線が波打っているといった症状があれば要注意。
▼耐震工事(耐震リフォーム)の施工事例▼
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