「高槻現代劇場」から「高槻城公園芸術文化劇場」へ! 「インタールード」開幕☆

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2022-09-23

令和4年7月31日、58年の歴史に幕をおろした高槻現代劇場。
半世紀以上にわたって、私たち高槻市民の人生を彩ってきたこの場所で、今、「幕間」の「展覧会」が厳かに開催されています。
 

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高槻現代劇場は、「高槻の市民会館」として、昭和39年の竣工以来、たくさんの人々の人生を輝かす「晴れ舞台」となってきました。
 

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コンサートや式典の会場、子どもたちの発表会、成人式…。
美空ひばりさんや矢沢永吉さんもそのステージに上がったという現代劇場には、年間40万人以上の人が足を運んだといいます。
開館からわずか2年の間に1500組が結婚式を挙げたという逸話もあるそう!
 

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大ホール入り口付近から見る、野見神社の赤い鳥居も、大好きな高槻の光景の一つでした。
 

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そんな高槻現代劇場、この夏、クロージングイベントが無事終了。
もう中に入ることはないのかと思っていましたが…!?
 

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大ホール入り口には、在りし日の記憶を蘇らせるかのように掲げられた大きなバナー。
 
さあ、高槻芸術時間「インタールード」の始まりです。
再び開けられることがないと思われた大ホールの扉が、今、開放されました!
 

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高槻城公園芸術文化劇場開館記念プレイベントと銘打って開かれた今回の催し。
梅田哲也さん、orangcosongさんという2組のアーティストが歴史的時間を彩ります。
 
「インタールード」とは、幕間に演じられる喜劇や「間奏」をさします。
今年7月に最後の公演を終え、来年3月の開館を待つ今の時期は、まさに高槻芸術の「幕間」そのもの。
 

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梅田哲也さんが制作した「9月0才」は鑑賞者自身が、高槻現代劇場の中を歩きまわって参加するツアー作品。
劇場の歴史をなぞりながら、私たちもいつしかその歴史の一部となっていく…。
夢と現実、過去と未来の狭間を体験できると評判です。
 
私もツアーに参加しましたが、歩みを進めていくうちに…。
幼い日、自分自身が舞台に立ったときの言い知れぬ緊張感と高揚感。
すばらしい演奏に沸き立ったコンサートの感動。
初めてのお遊戯会を終え、誇らしげに笑った娘を抱きしめたあの瞬間。
堰を切ったように、数々の「歴史」が胸にこみあげてきました。
 
「高槻の市民会館」は、ただ見るだけでなく、「自分たちが主役になれる場所」。
こんなにも思い出があって、こんなにも大切な場所だったのだ…と改めて痛感した気がします。
 

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一方、orangcosongさんが制作するのは、「演劇クエスト 高槻時ノ無限回廊」。
こちらは、一冊の本を手に、高槻の街中を探検してまわる遊歩型ツアープロジェクトになっています。
 

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どちらも期間は、令和4年9月25日(日)まで。
「9月0才」のツアー予約は残念ながら満席になってしまいましたが、「演劇クエスト」は最終日まで、毎日12時から19時の間、高槻現代劇場で配布中です。
「冒険の書」さえ手に入れておけば、高槻探索の旅はいつでもできます!
https://inter-lude.net/
 
閉館した高槻現代劇場の奥に見えるのは、まもなく開館のときを迎える高槻城公園芸術文化劇場。
 
二つの「高槻の市民会館」が並び立つ奇跡の「幕間」をぜひとも主役の一人となってお楽しみください♪
 

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 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2022-09-23