カテゴリ/高槻Life 投稿日/2019-07-28
悠久の歴史を誇る高槻市。
何気なく街を散策していただけなのに、思いがけず、歴史上大きな意義のあるスポットに遭遇したという経験を持つ人も多いでしょう。
今回は、そんな高槻の中でも、とっておきの隠れパワースポットを発見しました☆
高槻地名学・第三弾は「神内」「神南備の森跡」です。
地名の由来を考える前に、まずはこの「神内」「神南備」の地名、正確に読むことができるでしょうか?
正解は…!?
「神内=こうない」。
そして…。
「神南備=かんなび」と読みます。
「かんなび」と聞くと、歴史好きの人の中には奈良県の三輪山を想像する方も多いのではないでしょうか。
元々、「かんなび」という言葉は、「神の森」「神隠り(かんなばり)」などに由来するといわれ、「神が宿る場所」を意味すると考えられています。
そして、この「神南備」の音が変化して、現在にも残る「神内」の地名が生まれたと伝えられているのです。
今もすぐ横をJRの電車がひっきりなしに走る「神南備の森」は、平安時代も交通の要所として知られていました。
西国での任官が決まった都人の家族はこの地まで出向き、長い別れを惜しんだと言われています。
今とは違い、新幹線もスマホもない時代。
一度西国に下れば、顔を合わせることはもちろん声を聞くことさえできません。
その淋しさ、切なさは現代の私たちの想像を遙かに超えるものだったのでしょう。
現在、「神南備の森跡」は、2か所の公園として整備されています。
1つは、西国街道・梶原一里塚から徒歩で10分ほどのところにある「こすもす児童公園」
こちらは、幕末の「梶原台場跡」と南北朝時代の「神内山古戦場」を偲ぶ場所として「高槻まちかど遺産」にも指定されています。
線路のたもとにあるこんな小さな公園が、平安、室町、江戸、明治、とあらゆる時代の遺産になっているなんて…!
本当に高槻の街の奥深さにはいつも驚かされるばかりですね。
そして、もう1つが「神内かんなび公園」です。
牛車が電車にかわっても、毎日この地にはたくさんの人々が行き交います。
すべての人々が家族の待つ家へと、無事帰り着きますように…。
太古から高槻のこの場所に宿る神様が、今日も優しく私たちを見守ってくれているのです!
カテゴリ/高槻Life 投稿日/2019-07-28
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