カテゴリ/高槻Life 投稿日/2019-07-20
7月も後半、子どもたちもいよいよ夏休みを迎え、目をキラキラと輝かせていることでしょう。
平年より20日前後遅れて梅雨入りした令和元年、高槻の夏。
今はまだ天候不順が続き、猛暑日…とまではいきませんが、梅雨が明ければ太陽も子どもたちに負けずギラギラと輝き始めるはずです。
本格的な夏を前に、今回は、高槻市が行なっている暑さ対策に注目してみましょう☆
通勤通学の人たちや買い物客で賑わうJR高槻駅。
梅雨の中休みとなったこの日はとても蒸し暑く、行き交う人たちもハンカチで汗を拭きながら、足早に通り過ぎていきます。
暑いけれど家で休んでいるわけにはいかない…。
そんな私たちの強い味方が、このドライ型ミストです!
ノズルから細かな霧を噴き出すことで大気中の熱を奪い、蒸発して気温を低下させます。
JR高槻駅周辺では、松坂屋やグリーンプラザへとつながる南側と北側のアクトアモーレにドライ型ミストを設置し、年々暑くなる高槻の夏をしのぐための対策としているのです。
確かに、下にいると涼しさを感じるこのドライ型ミストですが、実際にはどの程度の効果が期待できるのか、気になりますよね?
アクトアモーレが平成26年に行なった調査では、なんと真下で2度、さらに15m離れていても0.5度の気温低下に貢献しているという結果が出たのです!
http://www.actamore.jp/mist/cool2.html
松坂屋2階入り口前にある子どもたちの遊びスペースにも、ドライ型ミストが設置されています。
熱中症の危険性が高い高齢者や小さな子どもたちにとって、これは何とも嬉しい取り組みですよね♪
昔と比べると、大阪の夏は確実に暑さを増しました。
30年前、大阪で1年間に気温30度を超えた時間は200時間。
でも、現在はその倍にあたる400時間にまで達しています。
http://www.actamore.jp/mist/cool3.html
その原因は、地球温暖化。
「暑いからエアコンを使う→消費電力が増える→地球温暖化につながる→さらに暑くなりエアコンの電力使用量が増える…」といった負の連鎖がどこまでも続いてしまうのです。
その点、このドライ型ミストは少ないエネルギーで気温を下げられるのが特徴です。
アクトアモーレの商店街中央と西側の2か所から噴き出すドライ型ミストで、実に最大でエアコン60台分の涼しさを生み出すことができるそう!
http://www.actamore.jp/mist/cool1.html
さらに、アクトアモーレ北西の角には、冷却ルーバーも設置されています。
ベンチの周りに設置したルーバーを水で濡らし、そこに風が通ることで体感温度を下げるこの装置。
商店街での導入は全国でも初の試みです
高槻市内の小学生が社会科の授業で使う環境副読本の中でも、3度も体感温度が下がる不思議な空間として紹介されています。
この他にも、高槻市では、地球温暖化防止対策の一環として、「たかつき緑のカーテン大作戦」を展開中。
学校や公共施設でアサガオやゴーヤなどツルが伸びるタイプの植物を育て、自然のカーテンを創り上げることで、エアコンの使用をできるだけ減らすような対策を推進しているのです。
現代を生きる私たちにとって、地球温暖化やヒートアイランド現象は喫緊の課題。
子どもたちの未来に「住んでみて良かった街・高槻」を遺すため、令和元年夏、もう一度、一人ひとりができる環境対策を考えてみたいものですね。
カテゴリ/高槻Life 投稿日/2019-07-20
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