カテゴリ/高槻Life 投稿日/2019-02-01
平成31年1月26・27日、高槻市・摂津峡の山水館で第68期王将戦七番勝負第2局が開催されました。
久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦したこの勝負。
毎年、年明けから3月にかけて行なわれる歴史ある棋戦の一つです。
実は、将棋のタイトル戦の開催は、高槻市では初めてのことでした!
高槻市ホームページより
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/shimin/bunkasp/oshirase/1537265610136.html
昨年9月に高槻市が日本将棋連盟と包括連携協定を締結したことによって実現した、今回の山水館での大一番。
これまでも、「将棋の街」としてアピールしている市町村はありましたが、正式に日本将棋連盟と包括連携を結んだのは全国の地方自治体を見渡してみても、高槻市が初めての試みです。
王将戦前日となる1月25日には、高槻現代劇場文化ホールで前夜祭も行なわれ、高槻中から集まった将棋ファンたちが大いに盛り上がりました☆
挑戦者の渡辺棋王は、公式戦14連勝中。
高槻での開催に先駆けて静岡県掛川市で行なわれた開幕局でも、渡辺棋王が勝利しています。
勢いをつけた渡辺棋王が、高槻でも勝ち名乗りを上げるのか、それとも、3連覇を目指す久保王将が掛川の雪辱を果たすのか!?
将棋ファンならずとも思わず注目してしまう「摂津峡の戦い」。
2日間、126手の戦いを制したのは・・・
挑戦者の渡辺棋王でした!
これで渡辺棋王は今回の王将戦2連勝。
公式戦連勝数も15にのばし、今年度の最多連勝記録単独1位に躍り出ました。
この対局には、高槻市に縁のある棋士たちも集結しました。
立会人をつとめた桐山清澄九段は、高槻市在住約40年のプロ棋士。
昨年12月16日には、ここ高槻市でアマチュアのための「第1回桐山清澄杯将棋大会」も開催されました。
副立会人の浦野真彦八段も、棋士としての礎を築いた少年時代を高槻市で過ごしていたそう。
さらに、昨年2月、新人王戦で藤井聡太五段(当時)と戦った記録係の小森悠太四段も、将来有望な高槻市出身の若手プロ棋士です。
もともと高槻市は将棋好きが多いとされる地域。
高槻城跡からは、江戸時代に使われていたとみられるたくさんの将棋の駒が出土しました。
徳川家康も好んだ将棋は、武士の嗜みの一つでもあったのでしょう。
何十手も先を読む力、勝っても負けても礼を尽くす作法。
それは、現代を生きる子どもたちにとっても、必ず身につけておきたい大切なスキルにほかなりません。
今回、王将戦に臨んだ久保王将がお礼として高槻に揮毫した文字は「鍛」、同じく渡辺棋王は「学」。
「もっとたくさんの子どもたちが将棋を『学』び、頭も身体も心も『鍛』えていってほしい。」
まるで私たち高槻市民の思いを代弁するかのような2文字ですね(^_-)-☆
これからもどんどん熱くなっていくはずの高槻市と日本将棋連盟の包括連携。
高槻に住む私たちとしては、今後の動向から決して目が離せませんね!
カテゴリ/高槻Life 投稿日/2019-02-01
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