妊婦特別運賃制度（こうのとりパス）

高槻市営バスでは、平成30年10月1日から、妊婦特別運賃制度として、「こうのとりパス」の運用が始まりました。
妊娠中、「こうのとりパス」を提示することで、妊婦さん本人と付き添い1人の市営バス乗車賃が100円となるこの制度。

関西圏ではトップを切って、高槻市営バスが導入を決めました！
「子育てに優しい街」を目指す高槻市ならではの素敵な取り組みですね♪

(実は小阪工務店、市バスの各停留所、営業所のお仕事も手がけております。)

妊娠中の女性は想像以上に大変な毎日を過ごしています。
つわりや貧血はもちろん、それ以外にも、腰痛、眠気、集中力の低下･･･など、それまでとは違う体調の変化が日々襲いかかってくるのです。
少し歩くとお腹が張ることも多く、場合によっては、流産や早産などのリスクを伴うことさえ考えられます。
 
とはいえ、妊娠中だからといって、家でジッとしているわけにもいきませんよね。
私も、特に2人目の妊娠中は、少し調子が悪くても、上の子の用事や通院で、どうしても出かけなくてはいけないこともあり、歩くのに苦労したことを今でもよく覚えています。
 
それならば、自家用車で･･･という考えが頭に浮かびますが、実は、妊娠中の運転は、あまりおすすめできることではありません。
カナダ・トロント大学で行われた研究結果によると、交通事故発生のリスクは、妊娠前に比べ、妊娠中の方が上がってしまうそう。
特に、妊娠中期には、入院するほどの大怪我を伴う事故が、妊娠前の42％もアップするというのです。
 
このような数字を考えあわせると、今回の高槻市営バスが打ちだした「こうのとりパス」の制度が、どれほど意味のあるものかよく分かりますね！
 

◆　高槻市営バス・妊婦特別運賃制度「こうのとりパス」
【申請方法】
母子健康手帳交付申請時に、別途申請が必要
※平成30年10月1日以前に母子健康手帳を交付されている妊婦さんは、高槻市交通部企画運輸課に改めて申請する必要があります。
詳しくは･･･
交通部企画運輸課：高槻市芝生町4-3-1（芝生営業所内）
　　　　　　　　　072-677-3507（平日8時45分～17時15分）
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kurashi/bus_kotsu/bus/unchin/1528767229701.html
まで、お問い合わせください。
【利用方法】
高槻市営バス全線が、妊婦本人と付き添い1名まで、1乗車100円で利用可能
ICカードは利用できないため、現金の用意が必要
 
 
子どもは地域の宝。
そして、何ヵ月もの間、胎内で子どもを守り育む妊婦さんも、やはり私たちにとって、大切な宝物にほかなりません。
これまでも、周辺の市に先駆けて数々の政策を実施してきた高槻市。
「子育ての街・高槻市」が行う子ども支援は、「生まれる何ヵ月も前」から、すでに始まっているのです！