名湯伝説、山水館

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2017-02-01

寒い毎日が続く高槻。
そんなときは、高槻の大自然が生みだした名湯で、身体の芯から温まってみてはいかがでしょうか?
 
春は桜、夏は蛍、秋は紅葉・・・。
そして、冬の摂津峡は、温泉!
摂津峡・花の里温泉は知る人ぞ知る高槻の名湯なのです。
 

高槻Lifeの写真1

もともとは料理旅館だった山水館。
そこに湧き出た花の里温泉は、山水館の女将さんの「おもてなしの心」と度重なる「奇跡」によるものでした。
今回は、高槻名湯伝説にもなりそうな「花の里温泉秘話」をご紹介しましょう!

高槻Lifeの写真2

山水館に一度でも足を運んだことがある人は、その素晴らしいロケーションに驚かされます。
目の前には、名勝・摂津峡の渓流。
美しい木々と流れる水音が私たちの五感をビンビンと刺激します。
当時、料理旅館だった山水館の女将さんは、何とか、この景色の中、お客様に温泉を楽しんでもらえないか・・・と考えました。
 

高槻Lifeの写真3

温泉の専門家にも相談し、始まった掘削工事。
けれども、なかなか温泉は見つかりません。
1年経っても、芳しい結果には繋がらず、私財をなげうって工事を行っていた女将さんは厳しい状況に陥りかけてしまいます。
止めておいた方がいいという周囲の声。
それでも、女将さんはあきらめませんでした。
というのも、女将さん、毎晩のように温泉が湧き出る夢を見ていたからです。
そして、工事開始からまもなく2年が経とうとする昭和59年春、奇跡的にここ摂津峡から温泉が湧き上がったのです!
 

高槻Lifeの写真4

「花の里温泉」と名付けられた山水館の温泉。
ラドンを含むアルカリ単純泉は、お湯に浸かっているときはもちろん、湯けむりを吸い込むだけでも、心身ともにパワーがみなぎってくるのがわかります。
女将さんや関係者の「おもてなしの心」が生みだした奇跡の湯、私たちも堪能させてもらいましょう☆
 

高槻Lifeの写真5

さらに、花の里温泉の奇跡はこれだけでは終わりません。
摂津峡には、大阪一の温泉脈があるという言葉を信じ、さらに「下の口」の入り口付近を掘削してみることにしました。
このときも、女将さんは不思議な龍の夢を見ます。
すると・・・龍神様の霊験があったのでしょうか、関西では珍しい、アルカリ性純重曹泉が噴き出したのです!
その濃度は、なんと日本三大美人の湯の一つ、和歌山龍神温泉を上回るほど。
それは、高槻にも奇跡の「美人湯」が誕生した瞬間でした!
 
現在、この「美人湯」は、山水館の姉妹館「祥風苑」として、地元高槻の人たちはもちろん、名湯好きの人々にも愛されているのです。
この源泉は、山水館の露天風呂でも、楽しむことが可能です。
 

高槻Lifeの写真6

まるで、渓流に入浴しているかのような錯覚に陥るこの露天風呂。
保湿効果のある重曹泉とBGMのように流れる渓流のせせらぎ。
高槻にいることを忘れてしまいそうな至福の時間が穏やかに過ぎていきます。
 

高槻Lifeの写真7

皆さんも、この冬、ぜひとも、2種類の天然温泉が楽しめる山水館で心も身体もポッカポカに温まり、日頃の疲れを洗い流してみてくださいね!

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2017-02-01