摂津峡の紅葉

中核市でありながら、豊かな自然に囲まれた街・高槻。
その高槻の自然の代表格といえば、摂津峡です。
 
摂津峡は、四季折々、私たちに様々な横顔を見せてくれます。
桜咲く春、蛍の飛び交う夏･･･。
そして、今、摂津峡は鮮やかな紅に染まっています！

芥川の上流、摂津峡は、北摂随一の景勝地として知られています。
特に秋から冬にかけての紅葉は本当に見事で、ビルやマンションが建ち並ぶ高槻駅前の様相からは、全く想像もできない別天地が広がります。

ハイキングコースとして有名な摂津峡。
ただ、あまりにも地元過ぎて、高槻市民はあえて行こうとしないという声も･･･。
また、摂津峡桜公園で気軽に楽しめる桜の季節とは違い、「美しい紅葉は見たいけれど、歩くのはちょっと苦手で･･･。」「子連れだから山歩きは難しい･･･。」と諦めている人も多いのではないでしょうか？
 
でも、実は、摂津峡の紅葉は、ほとんど山歩きしなくても、十二分に味わうことができるのです！
今回は、小さな子ども連れでも楽しめる素敵な摂津峡の紅葉を紹介しましょう♪
 

摂津峡には、上の口から入るルートと下の口から入るルートがあります。
白滝や屏風岩、八畳岩のイメージが強いため、上の口からのコースを考えてしまいがちですが、子ども連れの紅葉狩りは、下の口からが正解です☆
高槻市営バスを利用する場合は、JR高槻駅北2番のりばから、塚脇行きで「塚脇」、もしくは下の口行きで「下の口」で降りましょう。
車の場合は、「摂津峡下の口駐車場」が便利です。
1日1000円で利用することが可能です。
 
摂津峡下の口から、まずは摂津峡桜公園の中をずんずんと進んでいきましょう。
上へ上へと登っていくイメージで進みます。
公園の中なので、子どもたちも安全に歩くことができますよね。
 
ここからの眺めでも、十分美しいのですが、せっかく摂津峡まで来たのですから、真っ赤な紅葉を堪能したいところ。
少しだけ山林の中に分け入っていきましょう。
幼稚園児の足でわずか5分ほど歩くと･･･。

紅に染まった鮮やかな紅葉が！
 
さらにほんの少し奥に進んでみます。
子どものテンションもどんどん上がってきました。
それもそのはず。
足下には･･･！？

何とも贅沢な紅葉の絨毯がどこまでも、どこまでも･･･！
紅葉が織りなすレッドカーペットの上をもう少し進んでいきましょう。
 

あっという間に、摂津峡最高の紅葉スポット、その名も「もみじ谷」に到着しました。
そう、実は、摂津峡の紅葉を楽しむ絶景ポイントは、桜公園から子どもの足で10分たらずの場所にあったのです！

上を見ても下を見ても、紅葉、紅葉！
紅葉の錦に包まれて･･･。
大人も子どもも息を飲む、圧巻の美しさ。
 
はいどうぞ！
これこそ、私たち高槻人が誇る、摂津峡の紅葉です☆
 

所々にベンチも用意されていますから、大自然に抱かれながら、お弁当をいただくこともできます。
いつもとは違った雰囲気に、子どもたちも大興奮。
 
摂津峡といえば、芥川の渓流。
いったん山林を出て、摂津峡公園にある温泉旅館・山水館の方へと足を伸ばせば、水のせせらぎを聴きながら、紅葉を愛でることも。

こちらの道はしっかりと舗装されているので、子ども連れでも歩きやすいですね。
 
紅葉を満喫したあとは温泉に入るもよし、子どもたちは公園で遊ぶのもよし･･･。


こんなに美しい景色を眺めながらすべり台を楽しめるのは、きっと高槻の子どもたちの特権ですよね♪
幼い頃から、本物の自然に触れることは、最高の情操教育となるはずです。
 
摂津峡の紅葉の見頃は、毎年11月下旬から12月の初めまで。
まさに、今、摂津峡は紅く美しい衣を身にまとい、私たちの訪れを待っています！